HITEYE 9月号 表1

HITEYE ヒットアイ 9月号
ハイカラシブヤシティ

ハイカラシティボーイズ&ガールズへ贈る、イカした視点の渋谷ガイド。

SHIBUYA FASHION & PLACES / ハイカラ・ギアラッシュ / ブキを探して。 〜シューター篇〜 / イカすクリエイター天国 Vol.37 デザイナー 西村斉輝 / イカすクリエイター天国 Vol.38 イラストレーター hima://KAWAGOE / バトルの休息、シブヤシティの夏メシ SHIBUYA CITY SEA FOOD / イカルチャー ヒットアイ通信 / アゲアゲくん〜異世界編〜

A4 オールカラー 本文38ページ

EVENT INFO

コミックマーケット91 12月31日(土) 10:00-14:00
東京ビッグサイト 東地区 q-12b『Magnity』ブース

イベント頒布価格 ¥1,000

スプラケット6 10月10日(月・祝) 11:30-15:30
大田区産業プラザPiO 1階大展示ホール プ38

イベント頒布価格 ¥1,000

コミックマーケット90 8月14日(日) 10:00-14:00
東京ビッグサイト 東地区 ホ-03b

イベント頒布価格 ¥1,000

Cover Title Design:
Akira Fukuoka
Photo:
Misaki Hirose
Kazuki Takahashi
Publisher:
Akira Fukuoka
Managing Editor:
Akira Fukuoka
Contributing Editor:
Daisuke Nagai
Nahoko Emi
Designer:
Daisuke Nagai
Izumi Kishi
Graphicer:
Sohei Echigo
Takuro Okuyama
Cover Model:
Haiji Haiiro
Costume:
Aiko Koga
CG Creator:
Ryo Asakura
Contributing Writer:
Tohru Mitsuhashi
Yukiko
Shat
Takayuki Kamiya
Manga:
m7kenji

1976- 2016 HITEYE 40TH ANNIVERSARY

今年で『ヒットアイ』は創刊40周年を迎えます。

ハイカラシティを代表するファッションカルチャー誌のひとつ、『HITEYE(ヒットアイ)』。その日本版は1976年創刊しました。事の発端は、日本のオカルトマニアで編集者の追矢純一が宇宙から捉えた電磁波をファックス信号に変換したところ、イカと人間が混ざった地球外の未知の文明のものであること、雑誌のような画像が得られたこと、また当時の日本からしてみれば非常にハイカラなファッションが多数掲載されていたことから、これを日本版を創刊にしようと思い立った追矢氏を編集長として日本版HITEYEが誕生。以降、日本のファッション史に影響を与える存在となりました。

なお、『HITEYE』という雑誌名の由来は、どうやら当時のファッションリーダーでミュージシャン、さらにナワバリバトルの名手と言われた、マルチな才能を持つとあるイカの名前にあやかったものだったとのこと。40年前のスターとなると現在はかなりのご高齢でしょうが、えいえんのハイカラシティーボーイ(もしかしたらガールかも?)がもしご存命なら、ぜひ一度お会いしてみたいものですね。

編集長より挨拶

21世紀のAPEを目指して。

皆さんはAPE(エイプ)という会社をご存知でしょうか。かの任天堂のRPG『MOTHER』を制作するために設立された会社でしたが『MOTHER百科』という攻略本を始め、後の任天堂の公式ガイドブックを数多く手がけた会社でもあります。APEの攻略本の良さはデザイン、ハイクオリティな装丁、データ集というよりは読み物、そしてゲームをまるで現実の世界のものに感じさせてくれるような構成。『MOTHER百科』は現実の旅のガイドブックのような構成で、当時のゲームキッズにとってはゲームの世界をさらに豊かに感じさせてくれる、”攻略”という枠を超えた1つの作品のようでもありました。

『Splatoon(スプラトゥーン)』は任天堂にとって14年ぶりに生まれた大型の新規IPです。ゲームとしての面白さはもちろんのこと(発売から1年経った今もまったく飽きずに遊び続けられるなんて!)その他のゲームと一線を画すのはその世界設定の豊かさでした。現実のストリートカルチャーやファッション、音楽、果てやオカルトまで…「僕たちのすぐ隣にある現実」をふんだんに取り入れた異世界・ハイカラシティ。であれば、この虚構と現実のラインを少し移動させるだけで面白いことができるのではないか。例えばAPEが今、Splatoonの攻略本を作るなら果たしてどんなものができるのか…?きっとハイカラシティには流行りのカルチャー誌があって、その紙面はきっとこんな風な…。

“でんせつ”級のAPEの攻略本を持ち出して比べるなんて大変おこがましい話ですが、それでもたくさんの方にご協力いただき楽しい雑誌になりました。奇しくも2016年は『Pokémon GO』が虚構と現実の壁を打ち崩した年。『Splatoon』が現実を取り入れて面白くなったなら、現実も『Splatoon』を取り込んでもっと面白くなるはず。『HITEYE』にそんな視点のお手伝いができたら幸いです。

2016年8月4日
HITEYE編集長 福岡 陽

©RAW-Fi / RAW-Fi ZINES

HITEYE / MAGAZINE FOR HI-KARA CITY BOYS & GIRLS
RAW-Fi ZINES SERIES 001: SPLATOON